お別れにあたって

1995年7月「四季の森絵本美術館」は竣工・開館しました。
寄せられる大きな期待に気圧されるほどの責任を覚えたものです。
企画し、展示する手には熱い情感が脈動していました。
親から子へ「大切なもの」を伝達しようとするとき、親は吸収したそれをどれくらい咀しゃくして
心にとどめられるだろうか、と思案して「想うサロン」づくりも考えました。「味わう森」の散策コースもその一環でした。
半世紀に亘って私たちの世代はひたすら生きる努力を続けてきました。
しかしやがて煩雑な社会生活に翻弄されて「小さな大切なもの」をどこかへ忘れてきてしまったのです。
「小さな大切なもの」は、かつては無言の中にも存在していて、子に孫に伝承されてきたものです。
リレーするバトンのように・・・・・・。
絵本美術館は、そのバトンの中味を考え続けました。つまり「小さな大切なもの」とはいったい何だったのだろうか、
どうすればめぐり逢えるのだろうか・・・・・と。
来館された皆様もきっと同じものを求めていたに相違ありません。
でも、もう私たちにはそのお手伝いができなくなってしまいました。


四季の森絵本美術館は2001年8月末日をもって閉館いたします。
優しいご愛顧ありがとうございました。いつかまたきっとどこかでお会いできると信じますが、
皆様に花いっぱいの感謝を捧げます。
そして、どうか「小さな大切なもの」を考え続けて下さい。

 四季の森絵本美術館 館主・館長


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   Lastupdate : 1999 . 7-29

   E-mail/pbmuseum@maple.ocn.ne.jp

   

日本ロマンティック街道といわれる
国道120号を少し入った森の中に
その美術館はあります。

    春は、水彩の萌黄色に包まれ…。
    夏は、油彩の濃緑色に包まれ…。
    秋は、石版の紅葉色に包まれ…。
    冬は、墨画の白色に包まれます。

 子供が子供だったころ、夢とロマンそして
 少しの勇気を与えてくれた…。
 そんな絵本と原画との出合いの中で
 ゆったりとした時をすごされた後は
 お一人、お一人が、それぞれの思いを胸に
 豊かな気持ちで帰路について
 いただけると思います。
 自然に包まれた静かな小さな美術館で
 おもいおもいの物語を育ててください。


mail:pbmuseum@maple.ocn.ne.jp

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